中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)は、傘下のオペレーティングシステム(OS)級人工知能(AI)アシスタント「Marvis(マービス)」を正式に公開し、公式サイトでのダウンロード提供を開始した。招待コードは不要で、誰でも利用できる。『信報』が21日伝えた。
Marvisは、端末のOS、ファイル、アプリケーション、計算資源、デバイス間接続を一体化したAIミドルレイヤーとして設計されている。出荷時点で6つのエージェントが連携する「AIチーム」を標準搭載し、主エージェントがタスク全体を統括。ファイル、コンピューター、アプリ、ブラウザー、検索などの専用エージェントを並行して稼働させる仕組みで、インストール後すぐに利用できるという。
利用モードは、作業効率を重視する「効率モード」と、情報保護を重視する「プライバシーモード」の2種類を用意。プライバシーモードでは端末側の大規模モデルを採用し、データ解析や画像認識、対話処理をすべてローカルで完結させ、クラウドには接続しない。オフライン環境でも利用可能で、財務や法務など高い機密性が求められる場面に対応する。プライバシーや安全性、決済に関わる重要な操作では、最終確認をユーザーに委ねる設計とした。現在、1人当たり1日1000万トークンまで無料で利用できる。