半導体受託製造大手、SMIC(
00981)の趙海軍・共同最高経営責任者(CEO)は15日、製品価格の引き上げを顧客と協議していると明らかにした。趙氏は同日開いた2026年1−3月期決算説明会で、同四半期の粗利益率は20.1%と前四半期比で0.9ポイント上昇しており、販売単価の上昇と製品構成の最適化が主因だと説明。「現在の市場環境を踏まえ、供給不足となっている製品カテゴリーについて顧客と価格引き上げを協議した。値上げ効果が徐々に現れている」と述べた。『人民財訊』が同日伝えた。
同氏によると、一部の顧客は、今後の外部環境の不確実性によって供給が不足し、サプライチェーン上の価格が一段と上昇する可能性を懸念している。こうした顧客がコンシューマーエレクトロニクスやIoT製品の在庫積み増しを進めているため、SMICの受注残は十分な水準にあるという。
同氏はこうした要因を踏まえ、4−6月期の売上高が前四半期比で14−16%増え、出荷量と平均販売単価がいずれも大幅に伸びる見通しを示した。また、粗利益率の見通しは20−22%と、前四半期時点のガイダンスと比べて2ポイント引き上げた。主な要因は平均販売単価の上昇だとした。