
| 2026-04-20 |
中国/マーケット/証券 |
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中国のマクロ経済・資本市場動向(4月13日週)
4月第3週(4月13−17日)の中国市場は、前週の上昇基調を引き継ぎつつ、売買の活発化を伴って上げ幅を拡大した。ハイテク・成長株への資金流入が続き、主要指数はそろって上昇。前週に見られた商いの細りは解消し、投資家のリスク選好はやや改善した。
マクロ面では、新たな統計発表は限定的だったが、既存データからは景気の持ち直しの兆しが確認される。3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.40と前月の49.00から上昇し、好不況の分岐点である50を回復した。企業活動の改善がうかがえる。一方、物価は消費者物価指数(CPI)が前年同月比1.00%上昇、生産者物価指数(PPI)も同0.50%上昇と、ともにプラス圏を維持し、デフレ圧力は一段と緩和した。
金融面では、マネーサプライM2が前年同月比8.50%増と前月の9.00%から伸びが鈍化したが、依然として緩和的な資金環境が続く。流動性は総じて安定しており、株式市場の下支え要因となった。
中国本土のA株市場では、主要指数がそろって上昇した。上海総合指数は週間で1.64%高と前週(2.74%高)に続き上昇。深セン成分指数は4.02%上昇、創業板指数は6.65%高と、成長株の上げが目立った。科創50指数も4.31%上昇し、ハイテク株への資金流入が継続した。
市場全体の売買代金は11兆7948億4400万元と前週比37.83%増加し、大幅に拡大した。前週の減少(9.75%減)から一転して活況を取り戻しており、短期資金の回帰が鮮明となった。
業種別では「通信」が8.40%上昇と引き続き上昇率トップとなり、「電子」(5.95%高)、「電力設備」(4.77%高)、「国防軍工」(4.36%高)などが買われた。前週に続きテクノロジー関連が相場を主導したが、上昇率はやや落ち着いた。
香港市場も堅調に推移した。ハンセン指数は週間で1.03%上昇と前週(3.09%高)から伸びは鈍化したが、上昇基調は維持。ハンセン中国企業指数は2.20%高、ハンセンテック指数は3.75%高と、引き続きテック株が相場をけん引した。市場全体の売買代金は9153億7200万HKドルと前週比39.29%増加し、本土市場と同様に商いが回復した。
資金フローでは、香港株への本土資金流入が大きく改善した。上海経由の「港股通(南向き取引)」は217億1400万HKドルの純流入と、前週の純流出から大幅に転換。深セン経由も40億4000万HKドルの純流入となり、投資家のリスク選好回復を反映した。
資金調達面では、本土のIPOは3社で調達額は28億3000万元と、前週の88億9300万元から大きく減少した。案件数・規模ともに縮小し、発行市場はやや落ち着いた。一方、香港では増資が14件、株主割当増資が3件実施され、調達額は計59億1200万HKドルと前週から大幅に拡大した。
投資信託市場では、新規発行が28本、発行規模は115億7500万口と、前週の49億4600万口(12本)から大幅に増加した。株式型や混合型を中心に設定が増え、個人資金の流入が再び活発化している。
総じて、先週は株式市場の上昇に加え売買代金や資金流入も回復し、市場環境は前週から明確に改善した。ただし、IPOの減少やマネーサプライの伸び鈍化など、慎重姿勢を示す材料も残る。景気回復の持続性や企業業績への波及を見極める展開が続きそうだ。