ばら積み船主体の海運会社、太平洋航運(
02343)は16日大引け後、2026年1−3月期の業務統計を発表した。中核業務の1日当たり平均TCE(用船料換算)収益は、ハンディサイズが11%増の1万2130米ドル、スープラマックスが14%増の1万3970米ドルだった。スポット市場価格指数と比べ、ハンディサイズは1030米ドル、スープラマックスが2050米ドルそれぞれ上回った。
1−3月期のばら積み船運賃は前年同期を上回った。同社は、2月末に中東で戦争が始まったことで市場の混乱が拡大し、3月以降に運賃が大きく変動したと指摘。1日当たり平均スポット貨物運賃は、バルチック・ハンディサイズ指数(BHSI、載貨重量3万8000トン)が1万1100米ドル、バルチック・スープラマックス指数(BSI、載貨重量5万8000トン)が1万1920米ドルとなり、それぞれ前年同期比39%高、51%高だった。
同社は今後も地政学的緊張の高まりにより不透明な状況が続くとみている。中東紛争に伴うエネルギー市場や貿易の混乱が、短期的に海運市場のボラティリティを高める一方、こうした混乱や非効率が運賃の下支え要因になるとの見方を示した。
26年4−6月期の契約を確保した運航日数はハンディサイズが70%、スープラマックスが90%に達しており、契約運賃はそれぞれ1日当たり平均1万4000米ドル、1万7080米ドルだった。26年下半期については、契約を確保した運航日数はハンディサイズが22%、スープラマックスが35%で、契約運賃はそれぞれ1日当たり平均1万430米ドル、1万3840米ドルとなっている。