米自動車大手フォード・モーターと中国の民営自動車メーカー、吉利汽車(
00175)の親会社である浙江吉利控股集団が、生産や技術分野での協力に向けた協議を進めているようだ。関係者の話としてロイター通信が伝えた。吉利がフォードの欧州工場を活用し、同地域で販売する車両を生産する案のほか、自動運転技術を含む技術共有の枠組みについても検討しているという。
関係者によると、フォードの欧州工場を利用する協議は特に進展している。先週、吉利の幹部とフォードの経営陣が米ミシガン州で会談した後、フォードは今週、中国に代表団を派遣して協議を続けた。交渉は数カ月にわたり継続しているとされる。
吉利はコメントを控えた。フォードは「常に多くの企業とさまざまな議題について意見交換を行っており、協力に至る場合もあれば、そうでない場合もある」と述べた。
フォードの欧州工場で一部車種を生産することにより、吉利は欧州連合(EU)が中国製電気自動車(EV)に課している関税を回避できる可能性がある。今回の協議には、フォードがスペイン東部バレンシアに保有する工場が含まれている可能性があるという。