| 2026-02-02 |
中国/政策/小売業 |
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中国、春節9連休で消費喚起 商務部など9部門「楽購新春」計画
中国商務部など9部門は2日、2026年の春節(旧正月)に合わせた大規模な消費促進策「2026『楽購新春』春節特別活動方案」を公表した。2026年の春節が2月15−23日の9連休となることを踏まえ、祝祭需要を取り込み、市場の活性化と消費の底上げを図る。「購在中国」ブランドの定着も狙う。
計画は「政府の指導、市場の主導、全住民の参加」を基本方針に掲げ、2026年の干支である午(馬)年の文化的要素を取り入れる。重点分野には、デジタル消費、グリーン消費、スマート消費、健康消費のほか、海外からの観光客によるインバウンド消費を位置付けた。関連イベントや消費クーポンは、統一ロゴと名称で展開する。
具体策は6分野で構成する。飲食分野では老舗企業による年夜飯(年越し料理)セットの提供や各地のグルメ企画を実施する。住分野では家電・家具の買い替え促進や宿泊施設の連泊割引を打ち出す。交通分野では航空・鉄道の運賃割引や輸送力の増強を進める。観光分野では伝統行事や氷雪イベント、文化資源を生かした旅行商品を拡充する。購買分野では主要商圏や免税店での販促、オンライン販売イベント、地方特産品の流通強化を図る。娯楽分野では映画、文化公演、スポーツイベントなどを後押しする。
消費支援策として、発票(領収書)を活用した抽選や消費インセンティブを設けるほか、自動車や家電、デジタル製品の買い替え(以旧換新)補助を拡充する。金融面では、ポイント還元やデジタル人民元を用いたクーポン配布などを通じ、決済環境を整備する。宿泊、飲食、観光、交通をまたぐ業界連携による割引施策も盛り込んだ。
外国人観光客向けには多言語案内の整備や、銀行カード、モバイル決済、現金のいずれでも支払える環境を整える。各地当局はビッグデータを活用して市場動向を分析し、安全管理を徹底した上で、秩序ある実施を進める。