中国のスマート家電・機器大手、スカイワース(
00751)は20日大引け後、自社を上場廃止し、太陽光発電システムの製造、運営など新エネルギー事業を手掛ける子会社の深セン創維光伏科技を香港市場に上場させる計画を発表した。スカイワースが保有する深セン創維光伏科技の株式を株主に分配した上で、深セン創維光伏科技の株式を紹介形式(新株発行を伴わない)で上場する。同時に、スカイワースは自社株式を買い戻して消却し、上場廃止を申請する。スカイワースは株式取引を5日から停止していたが、21日の現地時間午前9時に再開する。
スカイワースは現時点で深セン創維光伏科技の発行済み株数の70%を保有。スカイワースの株主は保有株1株当たり深セン創維光伏科技の株式0.3699779株を受け取る。一方、スカイワースが株主から自社株式を買い取る提示条件は1株当たり現金4.03HKドル、または新たに発行される非上場の持ち株会社の新株1株。評価額に基づくと、深セン創維光伏科技の株式0.3699779の理論価値は約6.13HKドルで、自社株式の買取額と合わせてスカイワースの株主の保有株1株当たり10.16HKドルの対価を受け取ることになり、取引停止前のスカイワースの終値5.18HKドルを約96.15%上回る。
なお、香港以外に在住する海外株主については、各地の法規定が定める制限が原因で深セン創維光伏科技株の分配の対象外となることがある。対象外株主が受け取るはずだった深セン創維光伏科技株は上場後に売却され、代価を対象外株主の持ち株に応じて分配する可能性がある。
スカイワースによると、近年は従来のスマート家電およびスマートシステム技術事業の成長が、市場の飽和や競争激化を背景に鈍化している。一方、創維光伏科技が手掛ける新エネルギー事業は売上高と利益の主要な成長源となっており、今回の上場は成長余地の顕在化と新エネ事業の一段の拡大を目的とする。