| 2026-01-20 |
中国/業界動向/空運 |
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中国航空株、春節需要と価格改善に期待 証券各社が投資妙味指摘
中国民用航空局によると、春節前後の春運(春節を挟んだ大規模な帰省・移動期)では、帰省や親族訪問、学生の移動に観光・休暇需要が重なり、航空需要は一段と拡大する見通し。2026年春運の全国民航旅客輸送量は9500万人に達する可能性があり、1日平均では238万人と前年同期比約5.3%増が見込まれている。『証券時報』が20日伝えた。
国泰海通証券は、春運の事前予約が始まり、繁忙期の動向が中長期的な強気見通しを後押しすると分析している。元旦以降は航空市場が例年の閑散期に入ったものの、航空会社は「反内巻(過度な価格競争の是正)」の下で低価格競争を抑制していると指摘。大学の休暇入りや官公・ビジネス出張の回復を背景に、足元では輸送量と運賃が持ち直し、発券数も大幅に増加したとしている。
国泰海通証券は、2026年春運の需要は引き続き旺盛になると予想する。民航当局が幹線市場での航空会社の参入や増便を厳格に管理しており、臨時便は限定的になる見通し。祝日と有給休暇をつないで連休を延ばす動きは例年より弱まる可能性があるものの、連休前後に旅客が集中することは航空会社の収益管理にプラスに働くとみている。航空供給が低成長局面に入り、運賃が市場化される中、需要の堅調さと収益管理の改善が収益押し上げ要因になるとの見方を示した。
中泰証券は、今年の春節が例年より遅いことから、帰省や帰路のタイミングが分散化する可能性があると指摘している。全国の大学で冬休みが順次始まり、学生層の移動が需要を押し上げると分析。短期的には燃料価格や為替環境の追い風が続き、「反内巻」施策や春運需要と相まって、輸送量と運賃の改善期待は強いとする。長期的には、国内市場で供給増が抑制される中、旅客ロードファクターの上昇と運賃の上昇が続き、国際線でもビザ免除政策などを背景に需要拡大が見込まれるとして、航空セクターの投資機会を有望視している。