| 2026-01-08 |
中国/業界動向/金融 |
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26年末の人民元相場、6.85元と予測=スタンダード・チャータード
スタンダード・チャータード(
02888)は中国の外国為替・金利に関するリポートで、2026年のオンショア人民元(CNY)の対米ドル相場は上半期に1米ドル=7.0元前後で推移した後、年末には6.85元に上昇すると予想した。従来予想の7.2元と比べ、人民元高方向に修正した。『信報』が7日伝えた。
スタンダード・チャータードは、季節要因の変化に加え、中国の官製メディアが「人民元高が一方的に進むと見込んだ投機」に警鐘を鳴らしていることを踏まえると、上半期は人民元高の進行が鈍化する可能性があるとみている。ただ、輸出が引き続き拡大する公算が大きい上、米ドルと人民元の金利差縮小や、人民元の国際化が再び進展するなどのファンダメンタルズが、年内の人民元相場を押し上げる要因になり得るとの分析を示した。
もっともスタンダード・チャータードによれば、人民元相場が急上昇するとの見方は市場では依然として限られている。過度な元高は海外での中国製品の価格競争力を損ない、企業収益や国内景気に逆風となりかねないことから、市場では中国当局が急激な元高を抑制するとの観測が根強い。スタンダード・チャータードは、2024−25年にかけて輸出から輸入を差し引いた純輸出が中国の国内総生産(GDP)の約30%を占めると見込む。人民元高への期待自体は維持されるものの、上昇のペースはおおむねーフォワードカーブ(先物曲線)に沿ったものになると予想している。