中国の新興電気自動車(EV)メーカー主要6社の2025年12月の販売実績が出揃った。首位はファーウェイ(華為技術)と提携する賽力斯集団(
09927/
601127)で、前年同月比53.5%増の6万3700台を記録。前月までトップ争いを演じたリープモーター(
09863)を抜き、首位に浮上した。
新興EV6社の中で最も勢いを示したのは、スマートフォン大手の小米集団(
01810)だ。納車台数は前年比150%増の5万台超(概算値)に達し、異業種からの参入ながら短期間で上位陣に食い込んでいる。独自OSを軸にした「車と家電の融合」が消費者の支持を広げている。
一方、高級路線を歩む既存勢力の間では明暗が分かれた。蔚来集団(
09866)は4万8135台と5割以上の伸びを見せて過去最高を更新したが、理想汽車(
02015)は4万4246台と前年同月比で約24%減少。同社が得意とするレンジエクステンダーEV(EREV)市場に競合が相次いだことが響いた。小鵬汽車(
09868)は3万7508台と、2%超の微増にとどまり停滞感が漂う。
中国市場全体ではEVシフトが加速しているものの、モデルの陳腐化が早く、ブランドの淘汰も激しい。2026年は小米集団や賽力斯集団といった「IT・テック系」の勢力が、蔚来集団や理想汽車などの「先行新興勢」をさらに圧迫する構図が強まる可能性がある。
■2025年12月の新興EV6社の販売実績は次の通り。
賽力斯集団(
09927/
601127):63,713台(前年同月比53.5%増)
リープモーター(
09863):60,423台(同42.1%増)
小米集団(
01810):50,000台超(同150.0%増)※概算値
蔚来集団(
09866):48,135台(同54.6%増)
理想汽車(
02015):44,246台(同24.4%減)
小鵬汽車(
09868):37,508台(同2.2%増)