9日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比1.29%安の25434.23ポイントだった。中国企業指数は1.62%安の8936.41ポイント。メインボードの売買代金は概算で2102億3000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いたものの、ほどなくしてマイナス圏に沈み、じりじりと下げ幅を拡大した。終値ベースで11月21日以来、およそ2週間半ぶりの安値を更新した。中国本土で10日に物価統計の発表が予定されているほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を10日(香港時間11日未明)に控えていることから、イベントを前に持ち高調整の売りが優勢。FOMCでは0.25%利下げが確実視されているものの、FOMC声明文やパウエル議長の発言が来年の利下げに消極的なタカ派的なものになるとの警戒感が重荷となった。
ハンセン指数構成銘柄では、ガラスメーカーの信義ガラス(
00868)と傘下の信義光能(
00968)、本土不動産デベロッパーの龍湖集団(
00960)、宝飾品大手の周大福珠宝(
01929)、産金大手の紫金鉱業集団(
02899)などが安い。トランプ米政権が米半導体大手エヌビディア(NVDA)の人工知能(AI)向け半導体「H200」の対中輸出を容認する方針を示したことを受け、半導体受託製造のSMIC(
00981)が売られた。中国デザイナーズトイ大手のポップマート(
09992)は大幅に続落した。半面、製薬関連の薬明生物技術(
02269)、中国生物製薬(
01177)、無錫薬明康徳新薬開発(
02359)が高い。中国銀行(
03988)香港子会社の中銀香港(
02388)、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)、スポーツ用品の李寧(
02331)なども堅調だった。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.9%安の5554.68ポイントと4営業日ぶりに反落。華虹半導体(
01347)、SMIC、リープモーター(
09863)、ビリビリ(
09626)が下落率上位。上昇は地平線機器人(
09660)、金蝶国際ソフト(
00268)、キングソフト(
03888)の3銘柄のみだった。