JPモルガンは最新リポートで、マカオの12月1−7日のカジノ収入が52億パタカだったことに触れ、1日当たりで約7億4200万パタカとなり、前月比で5%超、前年同期比で25%超の増加になったと指摘した。この増加傾向が月末まで続けば、2025年10−12月期のカジノ収入は前年同期比18−19%増、前四半期比8−9%増となり、6年ぶりの高水準に達する可能性があると分析。JPモルガン予想や市場予想の前年同期比13−14%増を大幅に上回ることになる。
カジノセクターのバリュエーションについては、2026年予想EV(事業価値)/EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)倍率が9倍と、過去平均の13倍を下回っており、極めて割安だと指摘した。もっとも楽観的なシナリオでは、EV/EBITDA倍率が過去平均まで回復すれば、セクターの時価総額は60%以上増加する余地があるとした。
個別銘柄では、短期的にはサンズ・チャイナ(
01928)を有望視し、投資判断を「オーバーウェイト」とした。26年2月末に2026年の配当引き上げを発表する可能性があるほか、25年10−12月期の市場シェアと利益率が改善すると予想。目標株価は24.5HKドルに設定した。
長期的には銀河娯楽(
00027)をトップピックとし、投資判断を「オーバーウェイト」、目標株価を50HKドルとした。企業価値と長期成長力の高さを評価し、第4期プロジェクトの進展が26年から株価に反映されるとみている。一方、メルコ・インターナショナル(
00200)と澳門博彩控股(
00880)には引き続き慎重な姿勢を示し、投資判断はそれぞれ「アンダーウェイト」、「中立」とした。