HSBCグローバルリサーチは最新レポートで、新エネルギー車メーカーの理想汽車(
02015)について、同社の業績が予想を上回るペースで悪化しており、厳しい局面に直面していると指摘。目標株価を118HKドルから72HKドルへ下方修正し、投資判断も「買い」から「ホールド」に引き下げた。『インフォシーク』が4日伝えた。
HSBCは、従来型レンジエクステンダー電気自動車(EREV)である「理想L」シリーズの予想を上回る販売減少ペース、中型スポーツ多目的車(SUV)「理想i6」のバッテリー供給制限による10月の納車遅れ、多目的車(MPV)「理想MEGA」の走行中車両炎上事故の影響で発生した11億元のリコールコスト、2025年10−12月期業績に対する新モデルの貢献遅延などを考慮し、理想汽車の25年粗利益率予想を1.5ポイント引き下げた。25年の利益予想も9億2100万元へ下方修正し、2026−27年の利益予想もそれぞれ38%、31%引き下げた。また、2026−27年の販売台数予測を6−7%下方修正し、売上高予測も15−16%引き下げた。販売減が規模の経済の弱まりにつながる可能性があることから、2026−27年の粗利益率予想はそれぞれ1ポイント、0.2ポイント引き下げた。
HSBCは、25年10−12月期の粗利益率は7−9月期の19.8%(リコールコストを除く)から弱含み、10−12月期の利益は損益分岐点付近になる可能性があるとみている。26年の見通しについては、短期的な逆風はおおむね株価に織り込まれているとしつつも依然、不透明とした。