南アフリカのメディア企業ナスパーズ子会社のプロサスが、中国の生活関連アプリ運営大手、美団(
03690)の保有株を一部売却したことが分かった。最新資料によると、11月末時点の保有株数は2億1840万株で、7月初めの時点から3910万株減少した。売却額は42億HKドルに上る。美団の3日前場終値(95.85HKドル)で計算すると、残る株式の時価総額は約209億HKドルとなる。『信報』が3日伝えた。
プロサスの決算報告によると、同社は7月に美団株の売却を開始。7月に2億4900万米ドル相当、10月に3億米ドル近くの美団株を売却し、合計で約5億3900万米ドル(約42億HKドル)となった。プロサスのファブリシオ・ブロイジ最高経営責任者(CEO)は、上限なしの自社株買い計画の資金源について、保有するテンセント(
00700)の株式の売却だけでなく、「潜在力に欠ける投資先の売却も含む」と説明していた。
また、プロサスは9月末までの半年でテンセント(
00700)の株式0.7%を売却し、46億米ドルを確保した。さらに10−11月には708万9300株を売却し、売却額は5億8600万米ドルだった。現時点で保有するテンセント株は約20億8300万株で、3日前場終値(610.50HKドル)で計算すると時価総額は1兆2700億HKドル。
ブロイジCEOは11月下旬の業績会見で、無上限株式買いの資金源をテンセントから美団に振り向ける可能性について問われ、「今会計年度の自社株買い規模は約60億−70億米ドル。自社の評価額が低い場合は自社に投資し、保有株主の価値向上を図るべきだ」と述べた。
なお、テンセントは2022年に特別中間配当として手持ちの美団株の現物配当を実施し、ナスパーズは美団の株式を取得していた。