JPモルガンは最新リポートで、中国検索エンジン大手の百度(
09888)の投資判断をこれまでの「中立」から「オーバーウエート」に引き上げた。投資家に対し、バリュエーション見直しを機会に買い入れるよう推奨した。同時に、百度の2025年7−9月期業績が予想を上回ったと評価。26年の売上高予想と調整後EPS予想をそれぞれ11%、46%上方修正し、目標株価を76%引き上げて185HKドルとした。『インフォキャスト』が25日伝えた。
JPモルガンは、百度にとってクラウド事業と人工知能(AI)事業が主要な成長エンジンであると同時に価値の源泉になりつつあるとの見方を示した。JPモルガンの試算によれば、百度の半導体チップ「崑崙(クンルン)」の売り上げが現状の7倍に達すれば、百度の26年のクラウド事業増収率は約61%へ加速し、クラウド事業の評価額は約340億米ドルに上る見通し。
ただ、百度のAIを活用したマーケティング収入は堅調に拡大していると指摘しつつ、JPモルガンは懸念点を2つ挙げた。第1に、AIベースの広告サービスが成長する裏側で伝統的な検索広告事業が縮小する可能性があること。第2に、伝統的な検索広告がいつまで、どの水準で安定するかは依然として不透明であることだとした。
百度の株価は日本時間午後4時15分現在、前日比3.94%高の116.20HKドルで推移している。