5日の香港市場は続落か。前日のNY市場で人工知能(AI)関連銘柄の割高感が意識され、ハイテク株を中心に売りが広がった流れを引き継ぐと予想する。米追加利下げの不透明感を背景に米ドル高が進行したことで、香港など新興国市場への資金流入への期待も後退するだろう。主要通貨に対する米ドルの総合的な強さを示すドル指数は4日、一時100台前半と8月上旬以来およそ3カ月ぶりの高水準をつけた。
もっとも、米国と中国の対立緩和への期待が下値を支える展開がありそうだ。ベッセント米財務長官は4日、米CNBCのインタビュー番組で、「米中関係全体は現在、より安定した状態にある」と述べた。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が、10月30日に韓国で行った首脳会談に続き、米フロリダ州マイアミで開かれる2026年20カ国・地域首脳会議(G20サミット)や来年11月に中国深センで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)会合で再び顔を合わせる可能性があるとした。
4日のNY株式相場はダウ平均が続落し、S&P500とナスダック総合は3日ぶりに大幅反落した。好決算を発表したパランティア・テクノロジーズが約8%安となったことをきっかけにAI関連株のバリュエーションの高さが意識され、4月中旬以降大きく上昇したエヌビディアなどが軒並み大幅安となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株の美団(
03690)とテンセント(
00700)、新エネルギー車を手掛けるBYD(
01211)と小米集団(
01810)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(
00003)、銀行株の中国建設銀行(
00939)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(
00005)が上回って終えた。