| 2025-10-14 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反発、金融株・エネルギー資源株に買い
14日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.21%高の3897.56ポイントだった。深セン成分指数は1.02%安の13096.03ポイントと3営業日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆6685億2800万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、次第に上げ幅を縮小する展開。始値は心理的節目の3900ポイントを上回ったものの、結局は同水準を割り込んで前場の取引を終えた。指数は前引けにかけて小幅ながら下げに転じる場面もあった。中国と米国の貿易摩擦が激化するリスクが引き続き意識されたが、相場が大きく下落する場面では政策的な資金が投入されるとの期待は根強く、ハイテク株に売りが出る一方で金融株・エネルギー株が買われた。
セクター別では銀行と保険、石炭が全面高のほか、ガス、太陽光発電設備、貴金属が上昇した。半面、電子化学品、半導体、バッテリー素材、レアメタルが下落した。
上海B株指数は0.16%高の262.58ポイント、深センB株指数は0.07%安の1353.94ポイントだった。