| 2025-10-10 |
香港/投資判断/証券 |
|
ハンセン指数は値固めの段階に、目標値29500ポイント=スタンダード・チャータード
スタンダード・チャータードで北アジア地域の投資責任者を務める鄭子豊氏はこのほど、ハンセン指数が同行の予想レンジ(24000−26000ポイント)を突破し、現在は値固めの段階にあるとの見方を示した。『信報』が10日伝えた。
一方、鄭氏は10月下旬に開催される中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)で第15次5カ年計画の方向性が示される可能性があると指摘。政策支援と内巻(過当競争)の緩和により、企業利益予想の上方修正が期待されるとして、ハンセン指数の向こう12カ月の目標レンジ(基本シナリオ)を28000−30000ポイントに引き上げ、目標値を29500ポイントに設定した。
ただ、政策が予想に届かない場合やデフレが改善しなければ、ハンセン指数は26000−28000ポイントにとどまる可能性があると指摘。米連邦準備理事会(FRB)の独立性への懸念や米国政策の不確実性、米中関係などをリスク要因として挙げた。