| 2025-10-10 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:続落スタート、貿易巡る米中関係の悪化を警戒
10日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。貿易を巡る米国と中国の関係悪化が警戒され、幅広いセクターが売りに押されている。トランプ米大統領は9日、近く行われる中国の習近平国家主席との会談で大豆問題を提起する意向を改めて示し、米中の貿易関係が改善されなければ中国からの輸入を停止する可能性があると警告したと伝わった。また、米政府機関の一部閉鎖が続いて雇用関連の指標が発表されておらず、今後の米利下げペースを探る手掛かりを欠いていることも、投資家心理を悪化させたもよう。
指数は日本時間午前10時40分現在、前日比1.43%安の26370.41ポイントで推移している。個別では、半導体受託製造のSMIC(
00981)、金鉱大手の紫金鉱業集団(
02899)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)と理想汽車(
02015)が安い。一方、不動産株の龍湖集団(
00960)、華潤置地(
01109)が買われている。