美団(
03690)の旅行サービス部門「美団旅行」のデータによると、同部門が受け付けた国慶節・中秋節連休(10月1−8日)の旅行予約数は前年と比べて30%以上増加した。「グルメ旅」「スポーツ観戦旅」「リラックス滞在旅」「少人数グループ旅」など若者の「情緒価値」需要に応える新しい旅行スタイルが注目を集め、文化・観光体験の多様化と消費意欲の活性化につながったという。連休後も旅行熱は冷めず、連休明け3日間の文化・観光関連の予約数は前年同期比で約60%増加した。『信報』が8日伝えた。
オンライン旅行会社の同程旅行(
00780)によれば、今年の国慶節・中秋節連休では省をまたぐ長距離旅行や海外旅行が大幅に増え、「より遠く」「より多様に」「より高品質」というトレンドが強まった。連休中に2都市以上での滞在を予約したユーザーの割合は前年より20%以上増加し、2泊以上の国内ホテル予約は52%超増加。特に、中国「一線都市」(北京、上海、広州、深セン)以外の高級ホテルの予約が90%以上の伸びを示した。一線都市以外の利用者による国内・海外の団体旅行商品の支出額も33%超増加した。
アリババ集団(
09988)のオンライン旅行サービス「飛猪」(fliggy)が発表した「2025年国慶節・中秋節連休観光速報」は、旅行1回当たりの平均支出額は前年を14.6%上回り、1995年以降に生まれた「95後」世代の若年層による予約が最も多かったと明らかにした。複数の目的地を組み合わせた旅行の人気が高まり、航空券やレンタカーなど交通関連サービスの1人当たり予約数は5%増え、ホテル・ツアー・入場券の予約数も4.6%増加した。渡航先は180超の国・地域に上り、前年を大幅に上回った。