| 2025-10-08 |
香港/業界動向/サービス |
|
マカオの10月カジノ収入、最大13%増で6年ぶり高水準の見込み=JPモルガン
JPモルガンは最新リポートで、マカオの10月第2週のカジノ収入(粗収益:GGR)が前年同期比で1桁台後半の伸びを示し、1日平均で約7億5000万パタカに達するとの予測を明らかにした。10月全体では前年同月比11−13%増えて最大で230億パタカに達し、6年ぶりの高水準を記録するとの見通しを維持した。『AAストックス』が8日伝えた。
JPモルガンは、マカオの10月1−5日のカジノ収入(粗収益:GGR)が55億パタカとなり、1日平均では約11億パタカに達したと指摘。これは過去5年で最も高い国慶節・中秋節連休の収益だった。ただ、高水準だった前年同期との比較では3%増にとどまり、JPモルガンや市場予想を下回った。10月1−5日の訪問者数は前年並みだったが、10月5日は台風の影響で訪客数が25%減少し、GGRが伸び悩んだとの見方を示した。
もっとも、JPモルガンは、GGRの鈍化は一時的とみている。25年は国慶節・中秋節にあわせた休暇期間が長めで、連休後半にはより持続的で力強い需要が見込まれるとした。また、台風による一時的な渡航中断(フェリー・航空便の約半日停止)はあったものの、次第に旅行需要を押し上げる可能性もあるとの見方を示した。