週明け6日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前営業日比0.67%安の26957.77ポイントだった。中国企業指数は0.88%安の9573.38ポイント。メインボードの売買代金は概算で1212億5000万HKドル。
ハンセン指数は安く始まり、前場に下げ幅を拡大。後場に入るとやや値を戻したものの、心理的節目の27000ポイントを割り込んで取引を終えた。中国本土は国慶節・中秋節連休(10月1−8日)のため政策などの新たな材料に乏しい。あすは香港市場が中秋節の翌日で休場とあって、持ち高を整理する売りが優勢となった。一般消費財、必需消費財を中心に多くのセクターが下落するなか、素材セクターの逆行高が目立った。
ハンセン指数構成銘柄では、新エネルギー車の理想汽車(
02015)が3.31%下げたほか、カジノ株の銀河娯楽(
00027)、電動工具の創科実業(
00669)、乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)がそろって続落。海運大手の東方海外(
00316)も安い。中国ネット通販大手のアリババ集団(
09988)と子会社の阿里健康(
00241)はともに反落した。半面、前週末に売られた国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)、金鉱大手の紫金鉱業集団(
02899)、宅配大手の中通快逓(
02057)が上昇した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.10%安の6550.30ポイントと続落。理想汽車、阿里健康、アリババ集団が下落率上位だった。一方、半導体株のASMPT(
00522)と華虹半導体(
01347)が買われた。