ハンセン指数は7−9月期に2783ポイント(11.6%)上昇し、1−9月期では6796ポイント(33.9%)上昇した。年初来の上昇率は世界の主要株価指数で韓国のKOSPIに次ぐパフォーマンスとなる。7−9月期はハンセン指数のほか、中国企業指数、ハンセンテック指数もそれぞれ877ポイント(10.1%)、1162ポイント(21.9%)上昇した。『信報』が1日伝えた。
9月単月では、ハンセン指数が1777ポイント(7.1%)、中国企業指数が607ポイント(6.8%)、ハンセンテック指数が791ポイント(約14%)上昇し、3指数そろって5カ月連続の上昇となった。9月はアリババ集団(
09988)が53%、百度(
09888)が49%、SMIC(
00981)が31%それぞれ上昇しており、テクノロジー株が買われて指数を押し上げた。
招銀国際はリポートで、中国政府が不動産や消費刺激策を新たに打ち出す可能性があるとし、10−12月期に中国株式相場が押し上げられると予想。セクター別では、人工知能(AI)やインターネット、医療、工業、原材料、必需消費、高配当株を選好。特にインターネット分野は、収益見通しの改善とAIの応用によるバリュエーションの向上を背景に今後3カ月も一段の上昇が期待できるとした。