中国の民営製薬会社、石薬集団(
01093)は9月30日大引け後、子会社の石薬創新製薬(300765)が香港証券取引所メインボードへの上場を計画していると明らかにした。発行するH株は増資後発行済み株式総数の10%を超えない見通し(オーバーアロットメントオプション行使前)。増資後発行済み株式総数の10%を発行し、オーバーアロットメントオプションが全数行使されたと仮定した場合、石薬集団の石薬創新製薬に対する持ち株比率は8.46%低下し、66.20%となるが、引き続き石薬集団の傘下にとどまる。
石薬創新製薬は主にバイオ医薬品や機能性食品などの研究開発、生産、販売を手掛けている。香港上場で調達した資金は医薬品の研究開発や販売、運転資金の補充などに用いる計画。計画の実施には、石薬創新製薬の株主総会での承認のほか、中国証券監督管理委員会(CSRC)や香港証券取引所(
00388)などの認可が必要となる。