週明け29日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日比0.90%高の3862.53ポイントだった。深セン成分指数は2.05%高の13479.43ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆1614億6500万元だった。
上海総合指数は、序盤はマイナス圏で推移したものの、プラス圏に浮上すると、後場に入って上げ幅を拡大した。中国では10月1日から国慶節・中秋節の大型連休に入るとあって、利益確定の売りが相場の重しとなったが、中国当局による景気対策への期待は強いほか、米国の利下げ期待などから買いが広がった。セクター別では、貴金属やバッテリー素材、証券、保険が全面高となった半面、教育や石炭、化学繊維などが売られた。
A株市場では、華泰証券(
601688)がストップ高を付けたほか、金相場の上昇を受けて紫金鉱業集団(
601899)も高かった。浙江三花智能控制(
002050)や中国アルミ(
601600)の上昇も目立った。半面、海信家電集団(
000921)や上海浦東発展銀行(
600000)、宇通客車(
600066)が売られた。
上海B株指数は0.25%高の261.13ポイント、深センB株指数は0.51%高の1361.24ポイント。