週明け29日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前営業日比1.40%高の26494.11ポイントだった。中国企業指数は1.05%高の9401.13ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1599億8000万HKドル。
ハンセン指数は前週末のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、序盤に上げ幅を拡大。10日移動平均線(前引け時点で26456.58ポイント)を上抜けて前場の取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する8月個人消費支出(PCE)価格指数が予想通りの伸びにとどまったことで、年内2回の追加利下げを見込む買いが幅広いセクターで優勢となった。
個別では、保険株のAIAグループ(
01299)と大型ネット株のアリババ集団(
09988)が買われ、相場の上昇を主導。アリババ集団子会社の阿里健康(
00241)やカジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)、教育サービスの新東方教育科技(
09901)が大幅に反発した。半面、スマートフォン大手の小米集団(
01810)が続落。中国デザイナーズトイ大手のポップマート(
09992)、香港銀行株の中銀香港(
02388)も下落した。