中国のネット通販大手、JDドットコム(
09618)傘下の京東工業がこのほど、香港証券取引所(
00388)に上場申請を提出した。BofAセキュリティーズ(BofAS)、ゴールドマン・サックス、海通国際、UBSがスポンサーを務める。京東工業が上場申請を行うのは今回が4度目となる。『香港経済日報』が28日伝えた。
京東工業は主に顧客の供給確保やコスト削減、効率向上などに向け、工業品の供給やサプライチェーンサービスなどを提供しており、JDドットコムは株式78.84%を間接的に保有している。
JDドットコムは23年3月、子会社の京東工業と京東智能産発を香港証券取引所メインボードに分離上場する計画を発表。物流パークやビジネスパークなどのインフラを開発する京東智能産発は業界の景気などを理由に上場計画を一時見合わせると伝わっていた。
JDドットコムの株価は日本時間午前11時20分現在、前営業日比2.42%高の135.70HKドルで推移している。