| 2025-09-29 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(26日):ダウ299米ドル高と4日ぶり反発、インフレ・データを好感 週間ではS&P500が4週ぶり反落
26日のNY株式相場は4日ぶりに反発。前日までに主要3指数が3日続落する中、注目された8月個人消費支出(PCE)価格指数が予想通りに伸びにとどまり、年内2回の利下げ期待が維持されたことで、買い戻しが優勢となった。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する8月PCE価格指数は前月比+0.3%、前年比+2.7%と、ともに市場予想と一致した。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPCE価格指数も前月比+0.2%、前年比+2.9%と市場予想と一致した。
ダウ平均は上昇してスタートすると、一時405米ドル高まで上昇し、299.97米ドル高(+0.65%)で終了。S&P500もおおむねプラス圏で推移し、0.59%高で終了した。ハイテク株主体のナスダック総合は、オラクルなどが続落したことで一時0.44%まで下落したが、0.44%高で終了。主要3指数がそろって4日ぶりに反発した。
ただ、週間ではダウ平均が0.15%安と3週ぶりに小幅反落し、S&P500が0.31%安、ナスダック総合が0.65%安と、ともに4週ぶりに反落した。9月月初来では、ダウ平均が1.54%高、S&P500が2.84%高とともに5カ月続伸ペースとなり、ナスダック総合は4.79%高と6カ月続伸ペースとなった。
S&P500の11セクターは生活必需品(-0.11%)を除く10セクターが上昇。公益、一般消費財、素材、不動産が1%超上昇し、ヘルスケア、エネルギー、資本財、金融も0.7%超上昇した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の16.74ポイントから15.29ポイントに低下した。