26日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。25日発表の米経済指標が景気の底堅さを示し、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退したことで同日の米株式相場が下落した流れを引き継いだ。米長期金利の指標となる米10年債利回りが上昇し、米ドル安を背景とする資金流入が期待しにくくなるとの見方も広がったもよう。
指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.81%安の26270.37ポイントで推移している。個別では、中国ネット通販大手のアリババ集団(
09988)とJDドットコム(
09618)が売られ、相場の重荷となっている。医薬品関連の薬明生物技術(
02269)、無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、中国生物製薬(
01177)、石薬集団(
01093)も安い。一方、宅配大手の中通快逓(
02057)、都市ガスの新奥能源(
02688)、石油大手のCNOOC(
00883)が買われている。