24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.83%高の3853.64ポイントだった。深セン成分指数は1.8%高の13356.14ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆3267億9100万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、前場半ばまでは前日終値を挟んだ一進一退の展開だったが、下値の堅さを確認すると上向きに転じ、もみ合いながら上げ幅を拡大した。終値ベースで9月17日以来、1週間ぶりの高値を更新。利益確定売りが出たものの、中国当局の景気支援策や株式市場への資金流入に対する根強い期待が買いを支えたもよう。
セクター別では、電子化学品、バッテリー素材、不動産サービスが全面高。半導体、ゲーム、太陽光発電設備なども高い。半面、観光・ホテル、銀行、石炭の一角が軟調だった。
A株市場では、TCL中環新能源科技(
002129)がストップ高となったほか、隆基緑能科技(
601012)、晶澳太陽能科技(
002459)も大幅高となるなど、太陽光発電関連の上昇が目立った。半導体装置の北方華創科技集団(
002371)もストップ高。このほか、家電メーカーの海信家電集団(
000921)、テック株の立訊精密工業(
002475)、科大訊飛(
002230)、用友網絡科技(
600588)、ゲーム関連の巨人網絡集団(
002558)、三七互娯網絡科技集団(
002555)などが買いを集めた。半面、自動車メーカーの上海汽車集団(
600104)、電子設備メーカーの富士康工業互聯網(
601138)、レーザー機器メーカーの大族激光科技産業集団(
002008)、熱制御部品の浙江三花智能控制(
002050)などが下げた。
上海B株指数は0.65%高の260.74ポイント、深センB株指数は1.05%高の1353.97ポイントだった。