| 2025-09-24 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港前引け:3日ぶり反発、資金流入期待が支え 大型ネット株に買い
24日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.91%高の26397.98ポイントだった。中国企業指数は1.13%高の9395.00ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1509億2000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、朝方にプラス圏へ浮上して上げ幅を拡大。10日移動平均線(前引け時点で26425.88ポイント)近くでは伸び悩んだものの、前場の高値圏で引けた。前日の米株安の流れを引き継いで売りが先行した半面、米ドル安に伴い香港を含む新興国市場に資金が流入するとの見方からハイテク株を中心に買いが入ったもよう。欧州の財政政策スタンスが経済成長重視に転じ、中国の輸出が堅調なことを背景に、米ドル相場が一段と下落するとの観測が広がった。
個別では、大型ネット株のアリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)、テンセント(
00700)、美団(
03690)がそろって買われ、相場の上昇を主導。前日売られた半導体受託製造のSMIC(
00981)は7%超上げた。ショート動画プラットフォームの快手科技(
01024)、アリババ集団子会社の阿里健康(
00241)、都市ガスの新奥能源(
02688)も買われた。一方、教育サービスの新東方教育科技(
09901)が反落した。デザイナーズトイのポップマート(
09992)、自動車販売の中升集団(
00881)、製薬の中国生物製薬(
01177)も安い。