| 2025-09-24 |
香港/企業動向/電子・IT |
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アリババ傘下の高徳、飲食店対象に1年間年会費免除
アリババ集団(
09988)傘下の地図サービス「高徳(Amap)」は23日、全ての飲食店を対象に、プラットフォームへの加盟年会費を1年間免除すると発表した。地図アプリ「高徳地図」を運営する高徳は、飲食店に対し、アクセス支援や、専用のカスタマーサービス、スマートレジなど一連のサポートサービスも提供する。『信報』が23日伝えた。
高徳は今後、飲食店の実際のニーズに基づき、より多くのビジネスチャンスを創出できるよう支援策を更新し続ける方針。今回の取り組みは、10日前に発表した新たな口コミランキング「高徳掃街榜」と「煙火好店(人気店)支持計画」に続く、飲食店向けの大型支援策となる。飲食店は高徳アプリで「無料加盟」と検索し、サービスページや専用ホットラインを通じて迅速に加盟手続きを進められる。
高徳の事業者育成責任者は、継続的な取り組みを通じて、飲食店の負担軽減と加盟飲食店数の増加を目指すと表明。運営コストを削減するとともに、顧客数の増加とデジタル化による新たな機会を創出したいとの考えを示した。
「高徳地図」の1日当たりアクティブユーザー数(DAU)は1億7000万人を超える。「高徳掃街榜」のサービス開始初日の利用者数は4000万人を超え、中国最大のグルメ・ライフスタイルランキングとなった。サービス開始1週目で、「高徳掃街榜」にランクインした小規模飲食店のアクセス数は2.87倍に増加したという。