中国政府系の不良資産処理会社、中国信達資産管理(
01359)は26日大引け後、子会社の信達証券(
601059)に委託する資産運用計画の出資規模を最大200億元に決めたと発表した。主な投資先は「発展が期待できる上場企業の株式や転換社債」だとした。信達証券との契約に従い、中国信達資産管理の全額出資子会社である信達投資が当初の運用資産として現金1000万元超を拠出する。
信達証券は受託した資産を中国本土の市場に上場する株式や、相互取引制度(ストックコネクト)を通じて売買できる香港上場株、銀行間市場や取引所に上場する国債、金融債、地方政府債、社債、公募型ファンド(ETFや公募REITなど)で運用する予定。
中国信達資産管理は4月27日、資産運用を信達証券に委託し、中国建設銀行(
00939/
601939)北京支店を株式の保管・管理を担うカストディアン(資産管理銀行)に指定する「信達証券信豊1号単一資産管理計画」契約を結んでいた(6月16日に条項を追加)。