2025-04-22 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:小反落、方向感乏しく JDドットコムと美団に売り
連休明け22日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小反落。前場終値は前営業日比0.04%安の21387.39ポイントだった。中国企業指数は0.12%安の7887.73ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1378億HKドル。
ハンセン指数は方向感に乏しい展開。総じてマイナス圏でもみ合ったが、プラス圏に浮上する場面もあった。トランプ米政権と米連邦準備理事会(FRB)の緊張が高まり、米国株、米国債、米ドルがそろって下落する「トリプル安」を再び招いたことが嫌気された半面、中国政府による内需振興や産業支援の強化への期待が下値を支えている。
個別では、JDドットコム(
09618)と美団が(
03690)が大幅安。フードデリバリー事業を巡る2社の競争の激化が懸念されている。教育関連サービス事業者の新東方教育科技(
09901)、火鍋チェーン運営の海底撈国際(
06862)、海運会社の東方海外(
00316)なども安い。半面、医薬品関連の翰森製薬(
03692)、石薬集団(
01093)、薬明生物技術(
02269)、無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、産金の紫金鉱業集団(
02899)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)などが買われた。