2025-04-21 |
中国/政策/その他 |
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米政権、供給網問題の作業部会設置か 中国との交渉停滞に対応=CBS
米CBSは18日、複数の消息筋の話として、トランプ米政権が中国との交渉が進展しない場合に備え、サプライチェーン問題に対処するタスクフォース(作業部会)の設置を検討していると報じた。中国からの輸入品に高い関税をかけたことでサプライチェーンに深刻な圧力がかかる事態を想定しているという。現時点では何も決まっていないが、関係者によれば作業部会にはバンス副大統領、ベッセント財務長官、ラトニック商務長官、ハセット国家経済会議(NEC)委員長、ミラン大統領経済諮問委員会(CEA)委員長、グリア通商代表部(USTR)代表らが参加する見通し。
トランプ大統領は先ごろ、中国側が通商合意に向けて接触してきたと述べた。別の政権幹部は、関税発動を予定するなかで、あらかじめサプライチェーン問題への対応に取り組んできたと語っている。関税を巡り、米ホワイトハウスと中国政府が報復の応酬をおこなった結果、医薬品、半導体、電子機器、重要な鉱物といった分野で供給圧力が高まる可能性がある。