中国の国家統計局が16日発表した統計によると、2025年1−3月の商品不動産（不動産デベロッパーが市場で販売する物件）の販売額は前年同期比2.1％減の2兆798億元だった。下落率は1−2月と比べ0.5ポイント縮小した。うち住宅販売額は1兆8362億元と0.4％減った。販売面積は全体で3.0％減の2億1869万平方メートル、うち住宅は2.0％減の1億8481万平方メートルだった。

　1−3月の不動産開発投資額は1兆9904億元と前年同期比9.9％減った。下落率は1−2月と比べ0.1ポイント拡大した。住宅投資は9.0％減の1兆5133億元。不動産開発企業が新規に着工した物件の面積は24.4％減の1億2996万平方メートルで、うち住宅は23.9％減の9492万平方メートルだった。

　不動産市場の景気動向を示す不動産開発景気指数は3月に93.96となった。2月から0.17ポイント上昇した。不動産開発景気指数は、2012年を基準（＝100）に、95−105なら「適正な水準」、95以下なら「低い水準」、105以上なら「高い水準」を示す。