20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続落。前場終値は前日比0.07%安の3424.16ポイントだった。深セン成分指数は0.12%安の10965.80ポイントと続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8617億5000万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、朝方に下げ幅を拡大。保険株が軒並み下落し、相場の重荷となった。中国平安保険(
601318)が前日大引け後に発表した2024年12月本決算で、純利益と新契約価値(新たに獲得した契約が将来生み出す利益の指標)がともに市場予想を下回り、嫌気した売りが広がったもよう。もっとも、上海総合指数が心理的節目の3400ポイントに近づくと買いが入り、前引けにかけて下げ幅を縮小した。
セクター別では保険が全面安のほか、宝飾品、酒造、バッテリー金属が売られた。一方、造船、風力発電設備、採掘、自動車部品が買われた。
上海B株指数は0.31%高の276.06ポイント、深センB株指数は0.31%安の1237.47ポイント。