13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日続落。前場終値は前日比0.74%安の23426.80ポイントだった。中国企業指数は0.81%安の8611.68ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1215億3000万HKドル。
ハンセン指数は前日終値を挟んでもみ合い、方向感を欠いた。2月の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びにとどまったことで利下げ期待が高まっているほか、指数は前日まで4営業日続落した後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がった。ただ、トランプ米政権の関税政策を巡る不透明感が引き続き相場の重しとなった。
個別では、アリババ集団(
09988)や美団(
03690)が売られて指数を押し下げたほか、快手科技(
01024)やSMIC(
00981)、中国蒙牛乳業(
02319)などの下落も目立った。半面、金相場の上昇を受けて紫金鉱業集団(
02899)が買われたほか、中国神華能源(
01088)や招商銀行(
03968)、CNOOC(
00883)も高かった。