2025-03-11 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続落、マイナス圏でもみ合い 「トランプ関税」などを懸念
11日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続落。前場終値は前日比0.47%安の3350.26ポイントだった。深セン成分指数は0.66%安の10754.52ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で9251億6400万元だった。
上海総合指数はマイナス圏でもみ合った。米株安の流れを引き継ぎ安く寄り付いた後、前場半ばにかけて下げ幅を縮小する場面もあったが、前日終値付近の上値の重さが意識されると、再び下向きに転じた。「トランプ関税」が世界経済に及ぼす影響や、米中貿易摩擦の激化への懸念が引き続き重しとなっている。セクター別では、建設機械、自動車部品、医療サービス、教育、ソフトウエア開発などが安い。半面、航空・宇宙関連、酒造、観光・ホテルなどが買われた。
上海B株指数は0.31%安の266.13ポイント、深センB株指数は0.67%安の1201.47ポイント。