2025-02-11 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり反落、「トランプ関税」拡大を警戒
11日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.16%安の3316.83ポイントだった。深セン成分指数は0.44%安の10584.15ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆354億8900万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた直後、下げに転じた。前日は終値ペースで昨年12月31日以来の高値を連日で更新しただけに、利益確定売りが出た。「トランプ関税」拡大への警戒感も重荷となっている。トランプ米大統領は10日、鉄鋼・アルミニウム製品に対する25%の追加関税を全ての輸入品に適用するための大統領令に署名し、同様の措置を自動車や医薬品、半導体にも適用する考えを示したと伝わった。
セクター別では、太陽光発電設備、バッテリー素材、空運、不動産開発、医薬品関連が安い。一方、貴金属・宝飾品がほぼ全面高のほか、教育、コンシューマーエレクトロニクスが買われた。
上海B株指数は0.74%安の265.19ポイント、深センB株指数は0.57%安の1202.73ポイントだった。