7日の香港市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比1.16%高の21133.54ポイントだった。中国企業指数は1.22%高の7784.07ポイント。メインボードの売買代金は概算で2463億7000万HKドル。
ハンセン指数は反落して始まったが、朝方に上げに転じると次第に上げ幅を広げた。心理的節目の21000ポイントを超える水準では上値が伸び悩んだものの、終値は昨年10月10日以来およそ4か月ぶりの高値となった。中国本土のA株市場で人工知能(AI)関連やソフトウエア開発セクター、インターネットサービスセクター、太陽光発電設備セクターが大幅高となり、地合いが改善。香港市場でも関連銘柄が買いを集め、売買代金が膨らんだ。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株のテンセント(
00700)と美団(
03690)が買われて相場の上昇を主導。新エネルギー車を手掛ける吉利汽車(
00175)、理想汽車(
02015)、小米集団(
01810)、BYD(
01211)がそろって大きく買われた。太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)、パソコン大手のレノボグループ(
00992)は大幅に続伸した。半面、医薬品卸売りの国薬控股(
01099)、半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)、石炭大手の中国神華能源(
01088)が売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.80%高の5150.35ポイントと続伸した。中国発の大規模言語モデルDeepSeekをクラウドサービスに統合すると発表した金蝶国際ソフト(
00268)が14.84%高。動画プラットフォームのビリビリ(
09626)、ライブコマースの東方甄選(
01797)も高い。一方、SMICと同業の華虹半導体(
01347)が下落した。