2025-02-07 |
中国/業界動向/電子・IT |
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DeepSeek、ウェブサイトのアクセス数がGeminiを超え
競合ウェブサイト分析などを行うSimilarWebのデータによると、中国発の大規模言語モデル「DeepSeek(ディープシーク)」のウェブサイトのアクセス数がわずか1週間で米グーグル傘下の「Gemini(ジェミニ)」を上回った。1月31日にDeepSeekのサイトへの米国からのアクセス数は240万回に上り、Geminiの150万回を60%上回った。ただ、米オープンAIの「ChatGPT(チャットGPT)」は1930万回で、DeepSeekの8倍に相当する。DeepSeekへの米国からのアクセス数は1月28日がピークで、490万回だった。『信報』が7日伝えた。
また、米国以外からのアクセス数ではDeepSeekとGeminiの差が更に大きい。1月31日のDeepSeekのアクセス数は中国本土を除いて世界全体で2920万回となり、Geminiの3倍以上に達した。
ただ、新規利用者の急増でDeepSeekの計算能力がひっ迫している。DeepSeekは計算リソースが不足しているため、顧客の業務への影響を避けたいとしてAPI サービスの課金を一時停止した。また、韓国、イタリア、豪州、米国などでDeepSeekへのアクセスを規制する動きが出ている。