2025-02-05 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、総じてマイナス圏でもみ合い 米中貿易摩擦の深刻化を警戒
連休明け5日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前営業日比0.36%安の3238.85ポイントだった。深セン成分指数は0.44%高の10201.14ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8560億7700万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いたものの、ほどなくして前営業日終値を割り込み、その後はマイナス圏でもみ合った。米トランプ政権が中国からの輸入品に10%の追加関税を課す措置が4日に発効し、これに対して中国が報復関税など一連の対抗措置を発表したことを受け、米中貿易摩擦が深刻化するリスクが意識された。もっとも、米中首脳の電話協議が行われるとの報道もあり、協議の進展を見極めたいとして様子気気分も漂った。
セクター別では、保険、銀行が全面安。航空・空港運営、商業・百貨店、酒造なども安い。半面、貴金属とゲームが全面高となったほか、ソフトウエア開発、インターネットサービス、教育などが買われた。
上海B株指数は0.39%安の263.91ポイント、深センB株指数は0.29%安の1197.87ポイント。