2025-02-05 |
中国/政策/その他 |
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トランプ米大統領、中国との首脳会談は「急がない」
トランプ米大統領は4日、中国の習近平国家主席との会談を急がない考えを明らかにした。両国間の通商摩擦が懸念されるなか、ホワイトハウスで記者団に対し「(習氏と)適切な時に話す。私は急いでいない」と述べた。米メディア『ポリティコ』が同日伝えた。
米国が中国からの輸入品に課す追加関税が同日付で発動すると、中国は間を置かずに関税を含む報復措置を打ち出した。一方、カナダとメキシコに対する追加関税については発動前に1カ月延期で合意している。トランプ氏は中国の報復について「大丈夫、我々は相手が中国であれ、ほかの誰であれ、とてもうまくやっていく」と記者団に語った。
ポリティコが米時間4日午前に開いたイベントでは、ピーター・ナバロ大統領上級顧問(通商・製造業担当)が米中首脳の電話協議が同日行われる見通しを示していた。トランプ氏も3日、「おそらく24時間以内に」習氏と協議すると記者団に述べている。さらに、10%の追加関税は初手に過ぎず、「中国とのディールが成立しないなら、関税はたいへん大きくなるだろう」と語った。