2025-02-04 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、一時は上昇率3%超 理想汽車などに買い
4日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比2.00%高の20622.14ポイントだった。中国企業指数は2.58%高の7574.37ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で786億7000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付くと、上げ幅を広げた。トランプ関税を巡る懸念が後退し、買いが先行。トランプ米政権は3日、メキシコとカナダへの関税の発動を1カ月延期することで合意した。トランプ氏は中国とも「おそらく24時間以内に話すだろう」と述べており、対中関税を巡り駆け引きが続いているとみられる。もっとも、ハンセン指数は一時3%超上昇したものの、前場半ば以降は上げ幅を縮小した。米中間で新たな動きがなければ、中国への関税措置は米東部時間4日午前0時1分(日本時間午後2時1分)に発動することになる。
個別では、新興新エネ車メーカーの理想汽車(
02015)、半導体受託製造のSMIC(
00981)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)などが大幅高。大型ネット株のJDドットコム(
09618)、美団(
03690)、テンセント(
00700)などが買われ、指数を押し上げた。半面、香港地場系銘柄の長江実業集団(
01113)、恒隆地産(
00101)、医薬品流通大手の国薬控股(
01099)、オンラインゲーム大手のネットイース(
09999)などが下げた。