15日の香港市場で金鉱大手の紫金鉱業集団(
02899)が大幅に下落。前場終値は前日比5.07%安の14.60HKドルだった。米当局が「ウイグル強制労働防止法(UFLPA)」に基づいて同社を輸入規制リストに収載し、嫌気した売りが膨らんだ。
米国土安全保障省は14日、新疆ウイグル自治区における強制労働に関与した疑いで、中国に拠点を置く37社をUFLPAエンティティーリストに追加すると発表した。紫金鉱業集団と新疆ウイグル自治区子会社、世界的な綿製品大手の華孚時尚(
002042)と子会社25社、太陽電池原料メーカーの弘元緑色能源(
603185)などが新たにリスト入りした。バイデン米大統領がUFLPAに署名した2021年12月以降、同リストの収載企業は計144社となった。収載企業の製品は、新疆ウイグル自治区での強制労働に関連していないことを示す明確な証拠がなければ、輸入を認められない。