バイオ医薬品の開発受託会社、薬明生物技術(
02269)は13日大引け後、2024年の新規総合プロジェクト数が151件、プロジェクト総数が817に達し、25年は売り上げの成長が加速するとの見通しを示した。
151件の過半数は米国からで、817件のうち66件は第3相臨床試験、21件は新型コロナウイルス向けではない医薬品製造受託機関(CMO)プロジェクトとなっている。24年は分子研究サービスにおける7件のグローバルプロジェクトを達成。近い将来、1億4000万米ドルを受け取る権利があり、これら7件のマイルストーン払いの合計は23億米ドルに上る。さらに、モノクローナル抗体のDNA設計から新薬臨床試験開始申請(IND申請)までのワークフローをスピードアップし、9カ月に短縮した。
薬明生物技術は24年に148件の新規開発プロジェクトを締結。プロセス製造適格性評価(PPQ)は24年中に16件が完了し、25年中に24件が完了する予定。また、アイルランドの生産設備は計画通り25年から利益を生むとみられ、25年通期売上高は前年と比べ成長が加速すると予想した。
薬明生物技術の株価は日本時間午後0時7分現在、前日比4.14%高の17.60HKドルで推移している。