週明け13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続落。終値は前営業日比0.24%安の3160.76ポイントだった。深セン成分指数は0.24ポイント高の9796.18ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9663億7700万元だった。
上海総合指数はほぼ終日マイナス圏で軟調に推移し、終値で昨年9月27日以来、約3カ月半ぶりの安値を連日で更新した。注目された12月の米雇用統計が強い結果となったことで、利下げ期待が後退し、前週末のNY市場が大幅下落した流れを引き継いだ。中国の税関総署が13日に発表した2024年12月の米ドル建て貿易統計は輸出が前年同月比10.7%増と、市場予想(7.3%増)から上振れたものの、週内には国内総生産(GDP)や小売売上高など主要経済指標の発表が控えており、様子見ムードが相場の重しとなった。セクター別では、銀行や保険がほぼ全面安となったほか、鉄道・道路や家電も売られた。半面、貴金属が全面高。採掘やバッテリー素材も買われた。
A株市場では、上海汽車集団(
600104)が大幅に下落したほか、海爾智家(
600690)や浙江水晶光電科技(
002273)、歌爾(
002241)も売られた。半面、奥飛娯楽(
002292)や中興通訊(
000063)、永輝超市(
601933)などが買われた。
上海B株指数は0.24%安の255.63ポイント、深センB株指数は0.77%安の1170.05ポイント。