2025-01-03 |
中国/業界動向/証券 |
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CSRC、市場のうわさを否定 「すべてデマ」
中国証券監督管理委員会(CSRC)の王利報道官は2日夜、「中国の監督管理当局が上場企業に対して、悪材料を1月15日までに公表するよう指導した」「保険会社が公募ファンドに大規模な償還を求めている」といったうわさが同日に市場で拡散したことについて、「すべてデマ情報」と否定した。また、CSRCはこうした虚偽の情報を注視し、情報源の調査に着手していると表明。情報を捏造して拡散する行為を厳しく取り締まるとした。
『香港経済日報』によると、2日の株式市場で、◇保険会社が公募ファンドに大規模な償還を求めており、ファンドは現金を捻出するために株式などを売却する必要がある◇株式新規公開(IPO)が再び加速する◇監督管理当局が上場企業に対して悪材料の公表をトランプ氏の米大統領就任の前に急ぐよう指導した◇中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率の引き下げを延期する◇香港ドルと米ドルの為替レートを固定させる「ペッグ制」を廃止する可能性がある――といった5つのうわさが拡散した。