週明け30日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前営業日比0.24%安の20041.42ポイントだった。中国企業指数は0.34%安の7280.48ポイント。メインボードの売買代金は概算で1285億6000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まった後、方向感を欠いた展開となった。前場に下げに転じ、心理的節目の20000ポイントを割り込む場面があった。後場は前週末終値付近でもみ合った。前週末に米長期金利が上昇し、米株式相場が下落したことで運用リスクを回避する売りが優勢だった。また、中国の国家統計局が31日発表する12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の結果を見極めたい投資家は、積極的な買いを手控えたもよう。不動産・建設と一般消費財が下げた半面、医療・ヘルスケアが上げた。
ハンセン指数構成銘柄では、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(
09961)が安い。カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)、パソコン大手のレノボグループ(
00992)、スマートフォン部品・受託製造大手のBYDエレクトロニック(
00285)は大幅に反落した。半面、半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)が6.36%高と続伸した。医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)と薬明生物技術(
02269)、海運大手の東方海外(
00316)も買われた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.84%安の4500.60ポイントと5営業日ぶりに反落。電気自動車の小鵬汽車(
09868)と蔚来集団(
09866)、オンライン旅行会社の同程旅行(
00780) が大幅安だった。一方、前週末に安かったライブコマースの東方甄選(
01797)が大きく買われた。